『あの日へ帰りたい』

 結局ボクが最終的に手に入れたものは
 素敵な思い出だったんだね
 貴女は手に入らなかった
 名誉も手に入らなかった
 カタチあるものはボクを通り過ぎた
 それがボクの選択だった
 失うって事 気づかない選択だった
 
 全てが過ぎ去った後 ボクは月夜を仰ぐ

 満月がキミの笑顔みたいだ
 黄色いまばゆい光が闇にはみでるよ
 ボクの涙も瞳からはみでそうだ
 あの日へ帰りたい ただそう思うよ

 結局ボクの欲しかったものをノートに書いてみる
 大きく濡れた瞳のキミ
 ただじゃれあえる時間
 それだけでよかったと思える
 当たり前のようにあったものは
 失ってから 貴重だったと気づいた
 
 新しい夜明けの前 ボクは月夜を仰ぐ

 満月がキミの笑顔みたいだ
 黄色いまばゆい光が闇にはみでるよ
 ボクの涙も瞳からはみでそうだ
 あの日へ帰りたい ただそう思うよ



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